2026年 8月26日 水曜 曇り 32℃
これは、26日のブログを 1日遅れで 27日に書いています。
朝は、たっぷりハム サンドイッチ、タンパク質が摂れるサラダチキンサラダ、ティーオレでした。

お昼は、大きい粗びきチョリソーパンと麦茶でした。

概要:パーキンソン病では、腸を動かす神経や自律神経が早い段階から障害されるため、腸の動きが遅くなり便が進みにくくなります。さらに、筋肉の協調低下や薬の副作用、活動量の減少などが重なり、便秘が起こりやすくなります。
- 腸の神経にαシヌクレインが蓄積し、腸の蠕動運動が低下する
- 自律神経の障害で腸の動きが遅くなる
- 腹筋・骨盤底筋の協調が悪くなることで押し出しにくい
- パーキンソン病治療薬の一部が便秘を悪化させることがある
パーキンソン病でよく使われる(おそらく最初に使われる)薬が「酸化マグネシウム」です。酸化マグネシウムは大腸内に水分を引き込み便を柔らかくして排便を促すほか、胃酸を中和して胸やけを和らげる作用があります。しかし酸化マグネシウムは腎機能が悪い人は使えません。また、パーキンソン病で使われるドパミンを増やすレポドパの働きを阻害します。
酸化マグネシウムを使えない(使わない)人の大半は、「アミティーザ」を使います。アミティーザは小腸に水分を増やして便を柔らかくし、自然に出やすくしてくれる便秘の薬です。この薬はとても高価(酸化マグネシウムの10倍くらいの薬価)ですが、これに変わる薬がないのでやむなく使います。
酸化マグネシウムやアミティーザで便がやわらかくなっても、パーキンソン病で腸の動きが遅くなり、長く滞留することで肛門近くで便が固くなり、トイレで1時間いきんでも排便できなくなる、という、やっかいな便秘になります。このまま放置すると、自力では便を出せなくなりますので、下剤を使います。下剤は、ピンクの小粒「センノシド」が使われることがおおいです。センノシドは大腸を刺激して腸の動きを強め、便を押し出しやすくする刺激性下剤です。腸内の水分量も増えて便が柔らかくなり、排便を促します。
だがしかし、センノシドは、だんだん効かなくなり、2年くらいすると全く効果がなくなります。そうなると、強制的に便を出すしかありません。薬局へ行くと 40mlくらいの「イチヂク浣腸」が売られていますが、そんな、子どもでも使える薬剤では固くなった便は出ません。
たいてい「レシカルボン坐剤」という、肛門へ入れる坐剤が出ます。レシカルボン坐剤は、直腸内で炭酸ガスを発生させて腸を刺激し、蠕動運動を高めて自然な排便を促す便秘治療薬です。1回に 1個、肛門から指で直腸の奥へ押し込みます。

やれやれ、レシカルボンさえあれば・・・ ・・・いや、そんなに甘くはありません。使い続けると、レシカルボンも聞かなくなり、炭酸ガスだけが出て終わり、まるで不発の花火です。
こうなると、病院で「処方浣腸」の処方箋がでて、イチヂク浣腸の 4倍の 120mlのグリセリン浣腸の詰め合わせを渡されます。


病院で使われているのと同じ、どでかい浣腸です。テレビのリモコンより長いです。

細長いチューブを肛門に入れますが、全部を直腸に入れたら腸を突き刺すリスクがあるので、黄色いストッパーが付いています。ストッパーをスライドさせて、何cm直腸へ入れるか設定でき、ストッパーのところに肛門がくるので、成人の場合、5~7cm しか直腸には入りません。ちょうど写真の位置が 6cmなので、チューブの先っちょしか入りません。緑のキャップには肛門から入れやすくする潤滑剤(ゼリー)がついていて、緑のキャップを外してノズルを肛門から入れて、ゆっくり直腸へ注入です。浣腸液の部分は、事前に40℃のお湯で体温に保っておきます。

120mlだと 30ml のイチヂク浣腸 4個分なので、わずかな時間で強烈な便意がきますので、あらかじめ下半身裸が慌てなくて良いと思います。

これ、自分ひとりでできるの?
ひとりでできなくはないですが、横向きに寝た姿勢で、肛門からチューブが抜けないように抑えつつ、浣腸液を押し込まないといけないので、訪問看護の看護師さんにやってもらいましょう。液が漏れたりして濡れるので、吸水シートを敷いてくれたりします。(ひとりでやるなら医師に許可をもらって、薬剤師から説明を聞いてください。その場合、吸水シートはペットのトイレ用でもOK牧場です)
あ、病院で手術をしたことがあれば、これとおなじやつを使ってるはずなので、わかりますよね。
パーキンソン病で便秘になっている人は治らないので、毎週、看護師さんに 1本入れてもらうのがよいかと。
夜は、五目あんかけ焼きそばでした。


ということで、今回は この辺で失礼します。

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