2015年 7月 7日(火)
腎細胞がんでの腎臓部分切除手術から、81日目です。
きょうの横浜は、ジメジメした曇りのち雨でした。
きょうも、とても体調が悪く、仕事を休みました。
日曜日に休日出勤して、月曜~火曜と休みが続いていますが、明日は出勤できるかな。
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[七夕]
きょうは七夕ですが、横浜では、あいにくの曇り空です。
ベガからアルタイルまでの距離は、約15光年ですから、光の速度でも、合うのに15年かかります。
お互いに、15年前の姿を見ていることになりますね。
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[彩食健美の塩分制限宅配食]
※興味ない方は、読み飛ばしてください
きょうも、彩食健美さんの塩分制限食を食べました。
きょうは、ほっけ胡麻焼き弁当にしました。
減塩味噌汁やスープは塩分が高いので、やめています。
塩分は、おかずセットが 1.6g + おとなのふりかけ 0.2g = 1.9g です。
塩分制限食は治療のひとつです。
夕食が低カロリーは当たり前、大事なのは減塩です。
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[腎臓がん]
自分が腎細胞がんの手術を経験してわかった、腎臓がんのことを書きます。
※医療関係者ではありませんので、齟齬があるかもしれまん。ご了承ください。
指標となる 腫瘍マーカーはない
腫瘍マーカー検査によって、1回 採血して血液中の抗体を調べるだけで、一度に多くのがんの可能性を見つける(スクリーニング)ことができます。
肺がん、胃がん、大腸がん、乳がん、前立腺がんなど、よくみられるがんは、1回の採血で手軽に検査できますので、夢のような検査方法です。(自分は人間ドックのオプションで毎年やってます)
http://ganjoho.jp/public/dia_tre/diagnosis/tumor_marker.html
でも、腎臓がんは、腫瘍マーカーがないので、この夢のような検査方法が使えません。
初期の腎臓がんは自覚症状がなく、超音波エコー検査で見逃してしまうと、発見されたときは、進行して、骨盤の骨転移したり、肺転移して見つかる、ということになってしまいますので、怖いです。
造影剤使用CTじゃないとよく映らない
腎臓内部は、水分(血液や尿など)で満たされているので、普通にCT撮影しても、腫瘍が鮮明に描出されませんから、造影剤(ヨードなど)を注射しながらCT撮影が効果的です。
手術前、手術後、追跡と、繰り返し、造影剤CT検査することになりますが、造影剤には強い副作用のリスクがありますので、検査のたびに、毎回、同意書に署名と捺印が必要です。
外科的治療法が最も有効
腎臓がんと診断されても、抗がん剤による化学療法は、あまり有効ではありません。
また、放射線療法も、あまり有効ではありません。
したがって、治療の中核は、外科的治療法(手術)になります。
自分は、2つの病院で、医師から「抗がん剤や放射線は、腎臓がんには効かないなんだよねー」と言われました。
悪性腫瘍が腎臓の表面近くにおさまっている(ステージ1)なら、悪性腫瘍だけを部分的に切除できて、これは、超音波内視鏡でモニターしながら腹腔鏡手術でできます。(自分のケース)
部分切除可能な、初期の悪性腫瘍って、どのぐらいのサイズ? って、自分の場合は、だいたい ペットボトルのキャップの大きさでした。
でも、そもそも、超音波エコーで、お腹の中のペットボトルのキャップを見つけるのは、大変そうです。(見つけられる技量のある病院で人間ドック受けるべし)
ムンテラでも言われたのですが、血管やリンパなどに浸潤していたら、片側の腎臓、副腎、尿管の一部を、全摘出になるとのことですので、手術するときは、部分切除と言われても、結果的に全摘出になる覚悟が必要です。
腎臓は 2個あって、1個だけになっても 生存でき、残った腎臓が がんになることは、極めて稀だそうですので、そこは安心してよいようです。
追跡検査
腎臓がんは、ステージ1なら、5年生存率は 90%だそうですので、早期に発見できれば、助かる確率が高いがんです。
一般的に術後3年間は半年~1年ごと、その後2年間は1年ごとに血液検査とCT検査を受ける、という流れが多く見られますとのことですが、5年を過ぎても再発リスクが残るため、10年間は、追跡検査を継続する場合もあるようです。
完治宣言が出るのは、早くて 5年後ということですね。
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[追伸]
ということで、7月23日(木曜)に、造影剤を注入しながらのCT検査があります。(追跡検査)
23日のCT検査は、手術して 悪性腫瘍を切り取った右側の腎臓の残った部分(70%位)が、ちゃんと機能しているかを調べるのだと思います。
この検査の結果、右側の腎臓の残った部分が、ちゃんと機能していれば、正常な左側の腎臓と合わせて、腎臓が 1.7個分、機能していることになるので、左右 2個共正常な方々と ほぼ同じ生活ができるのです。
検査結果の説明は、7月30日(木曜)です。
※著作 NHK
コメント
天の川が見えなくても夜に空が見える
七夕ってまったく記憶にないです。
毎年、雨か曇りだったような・・・
今年も川崎の空は雲が良く見えます^^;
七夕って梅雨時なので、結構雨降りが多いですよね。
腎臓の手術によって、疲れやすかったり不調が起こりやすいんでしょうか?
お仕事、お休みできるならお休みしてゆっくりなさった方が良いですよ。
> みずき さん
子どもの頃は、田舎に住んでいましたので、
夜は、プラネタリウムのように、5等星ぐらいまでは
見えていました。
だから、星が、ぎっしり、夜空を埋めており、
天の川が、天上を、ごぉーっと流れている空を
見ていました。
蛍も、たくさん(数百匹)いました。
いまは、その田舎も、環境破壊されて、星座も、蛍も
見えません。
> 繭 さん
腎臓の手術と、梅雨の時期の不調の症状は、原因が異なるとの理解です。
まるでメンタルみたいに見えますが、フィジカルなんです。
こんどは、(心療内科なんかではなくて)循環器内科へ行くことになるかもしれません。
今夜は曇り空 15年前 主人の赴任先の社宅から
日中は海が見えて 山育ちの私には まるで別荘にいるような気分だった。
夜は満天の星空 もう住むことがない場所だろうけど いい思い出だわ
梅雨空が続くので、体調に影響しますね。
治療に万全を、お大事に。
今年も七夕は悪天候でしたね・・・
私の知ってるのは二人の間にある天の川に
カササギが橋を架けてくれて渡って会いにゆく・・
というお話です。
七夕は殆ど雨で、毎年会えませんね・・・
獏も地方都市育ちですので
子供の頃は天の川や星座が見えました
最近星空を見ていないなぁ・・(涙)
昨日の七夕は、雨でしたね。。
去年もダメだったような。。
たまには、晴れて欲しいものです。。
ありがとうございます。
七夕飾りが素敵に出来ました。昨夜は天の川は
何処かえ隠れちゃたです。
今年も天の川は見れませんでした。七夕数年続きでお天気
良くないです(・-・)
体調よくなりますように✰
こちらは涙雨の七夕でした。。。
> ゆうみ さん
よい思い出ですね。
いままで、星がいちばんきれいと思った場所は、沖縄北部と与論島の間にある離島、伊平屋島から見た星空です。
周囲は海ですので明かりがなく、住民が少ないですので、人工も光も少なく、満点の、最高の星空でした。
> green_blue_sky さん
梅雨時は、体調がよくないですが、最近は、特に、倦怠感と不眠で困っています。
早く、よくなりたいです。
> oko さん
カササギの話、久しぶりです。
すっかり、忘れてしまっていて、七夕は、イベントになっていました。
そうですよ、カササギですよね。
> 獏 さん
子どもの頃は、田舎暮らしで、夏空は、天の川や、北斗七星など、夏の星座を見つけるのが楽しかったです。
> なんだかなぁ〜!! 横 濱男 さん
ひまわりが新型になりましたが、雲の画像をみると、台風が3つもありますから、これでは、空は見えませんよね。
> ryuyokaonhachioj さん
都会では、星空が見えるはずもなく、七夕飾りが七夕の象徴になっています。
> ちぃ さん
横浜の空は、ものすごく明るいですので、天の川はぜったい見えません。
子どもたちは、七夕飾りで、七夕を楽しんでいます。
> Alshark さん
雨は、さらに、残念ですね。
七夕らしくないです。
造影剤は特に腎臓には影響が大きいので、撮影してから点滴とかだ早く体から出さないといけないので、大変ですね!
5年後、10年後も、転移も再発もありませんように!
腫瘍マーカー使えない癌もあるのですね!
勉強になりました( ..)φ
私は術後の病理検査で取り出したものが
良性だったので一安心でした。
体調が早く安定するといいですね((+_+))
> ma2ma2 さん
アクエリアスZERO を 1リットル飲んで、早々に排泄です。
ヨードが血液に残っていると、気持ち悪いです。
> smik さん
smik さんもね。
脇のリンパ節を摘出していれば、再発率低いですから、安心です。
> citron-remon さん
初期がんは腫瘍が小さいので、悪性か良性か、切って病理検査に回さないとわからないものもあります。
腫瘍マーカーも、あくまでスクリーニングですから、確定診断できるものではないですよね。
大腸がんの検便みたいなものです。
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腎細胞がんの手術を経験してみてわかったこと の
ブログ記事に、たくさんのコメントをいただきまして、
ありがとうございました。
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