半年ぐらい前の、バレンタインデーの話です。
2月14日、東京・目黒で開発者向けカンファレンス「Developers Summit 2007」が開催されました。
この中のセッションで、日本IBMでソフトウェア事業技術理事を務める清水敏正氏が『間違いだらけのSOA』と題した講演を行いました。
セッションスライドは著作権がありますので開示できないのですが、日経ITproのニュースサイトに、レポートが掲載されています。
「SOAは従来のコンポーネント技術とは全く異なる」と日本IBMの清水氏
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20070214/262028/
いまや、何らかの形で、SOAに関わっている開発者の方々は相当数いると推測され、その数は、日増しに増加の一途を辿っています。
しかし、ベンダーや開発会社が並べる麗辞が、必ずしも真実ではないことを心しておくべきです。
そういう意味で、上記の清水氏の講演は、迷ったときに、いったい何が石の城で、何が砂上の楼閣なのかを見抜くために原点に回帰する意味で、意味深い内容だったと思います。
ときどき、セッションスライドを紐解いて、「あぁ、こんなことは、まやかしに過ぎない。現実にはありえないよなー」と、真贋を見抜く水晶玉のように使わせていただいています。
そして、清水氏が、時間が押す中で、最後に言われた言葉が、今の脳裏から離れません。
「日本の技術者はどうすれば輝くか,ワクワクするか」
・・・これが、大事なんですよ。