5月19日(土) 西伊豆・大瀬崎 3 Diveで、ウミウシを中心にマクロ系生物を見てきました。
80枚ぐらい撮った写真のうち、印象に残っているものをブログにアップします。
【ウミウシ・その2】
カメラ器材メモ:
コンデジカメラ: オリンパス TG-820(赤)
水中ハウジング: PT-052
クローズアップマクロレンズ #1: UCL-165-M67 (INON)
クローズアップマクロレンズ #2: PTMC-01
ステップアップリング(52→67mm): PSUR-03
グリップアーム: INON D4
LEDライト #1: INON LE 550-W
LEDライト #2: INON LE 700-S
※ 昨日のブログの続きです。
サガミウミウシ, 外海, 水深 -30m, 体長 2cm
半透明のカンテンみたいな体に、頂点がオレンジのツブツブが、コンペイトウのようについており、触覚がレモン色です。
なかなか、お目にかからないウミウシです。
ジボガウミウシ, 外海, 水深 -30m, 体長 1.7cm
乳白色のヒラヒラな体を持ち、触角と二次鰓の先端が黒ぽくて、かわいいです。
伊豆では、普通にたくさん見られます。
(仮)つぶつぶイバラ, 外海, 水深 -27m, 体長 1.2cm
また「(仮)」なのは、正式な名前がなく、図鑑にないからでして、今は、「イバラウミウシ属の一種」です。
乳白色の体に、つぶつぶがいっぱいついていて、触覚と二次鰓の部分だけ、濃いオレンジのツートーンカラーで、お洒落さんです。
1円玉よりは小さくて、TVリモコンのボタンぐらいのサイズです。
ヒロウミウシ, 外海, 水深 -27m, 体長 0.8cm
鮮やかななピンクの体に、たくさんの白い突起をもつ、小さくて、かわいいウミウシです。
大きさは、1cm もなくて、岩に押しピンが刺さっているぐらいのサイズです。
サガミリュウグウウミウシ, 外海, 水深 -17m, 体長 3.5cm
親指ぐらいの大きな体で、鮮やかなブルーに黄色い斑点が眼をひきます。
ニシキウミウシ同様、色がケバいので、こういう色が苦手な人は嫌いかも・・・
伊豆では、わりと多く見られるウミウシでして、上記の 2匹は、異なる個体です。
カップルかもしれない・・・
ご存知の方も多いと思いますが、ウミウシは、雌雄同体で、どちらの性にもなれます。
2匹が交接すれば、どちらかが♀になって卵を産みます。
で、今回の大瀬崎で、ピンポイントで狙って見たかったウミウシがコレです。
↓ ↓ ↓
ハナイロウミウシ, 外海, 水深 -29m, 体長 2.2cm
ハナイロ、キター
今回の海では、この子に、会いたかったのです
会えてヨカッタ
この子は、綺麗だよ
・・・・・あしたは、この続きです。
学校の 25mプールの底に、カワイイパッチン留めが沈んでいるとします。
防水カメラを持って泳いで、底に沈んでいるパッチン留めを、潜って探して、マクロモードでピントを合わせて撮影してくる、みたいなー
浮遊しながらピンポイントでマクロ撮影って、慣れだと思います。
水深が 30mだと太陽光線が弱いので、ライトのセッティングも必要です。
もたついていると、残圧が、どんどん減っていく中での撮影。
ガイド: 海の案内人 ちびすけ
http://chibisuke.jp/
かわちゃんに感謝
コメント
このウミウシのサイズ=パッチ留めってことでいいでしょうか?
なんか、サイズといい見つけづらさといい、分かりやすいです^^;
> みずき さん
ドーリスという種類のウミウシは、髪のパッチン留めか、その半分ぐらいのサイズが多いと思います。
パッチン留めが床に落ちていると、思わず、反応してしまう、という・・・
イバラウミウシ属なんかは、リモコンのボタンぐらいの小さいのが多いです。
どれも素晴らしい写真なのですが、大きさを聞くと「どうやってこんな綺麗に撮れるんだろう?」と疑問に思ってました。25mプールの話を聞いて、まずは慣れなんだな~と思いましたが、それよりもやっぱり好きこそものの上手なれ、という諺が浮かびますね(^-^)
ウミウシさん、またまたいろいろいて
どれも綺麗でびっくりです。
明日もウミウシさん、続くのですね。
楽しみにしています^^。
ヒロウミウシ可愛いですね。
小さくてもライトを照らせば簡単に見つかるのですか?
会いたい子に会えて良かったですね。
自然の色やデザイン〜ほんと
不思議ですね。
ウミウシまだ沢山いるんでしょうね。
種が多いみたいです~綺麗・・・。
私のイメージしてたウミウシってもっと大きな
ナマコくらいのものだったので連日の小さな
天使ちゃんの小ささにびっくりしてます〜
撮りたかったウミウシさんが撮れてホント良かった
ですね♪広い海で小さな天使たちを見つけるのって
ホント大変そうです・・・
ジボガウミウシ,
お皿のように見えます。
可愛いかったり きれいだったり
それにちょっと不思議な生物ですね。
おはよう御座います。
ハナイロウミウシ…確かに綺麗です!
お目当てが見つかってよかったですね^^
私も負けじと課題頑張ります☆
どれも感動的に美しいです☆
彼らを直接見られるなんて実に羨ましい☆
ハナイロ~は本当にため息が出るほど美しいですねぇ。。。
ダイビングはしないんですよ。。。
シュノーケリングで見たウミウシの美しさが
忘れられなくて(笑)
水族館では佇んでしまいます。。。(^^)
ハナイロウミウシ、綺麗です~。
書いて下さっているデータを拝見し、
あまりの小ささにびっくりしています。
見つけて、写真を撮るのは大変そうですね・・。
ヒロウミウシがかわいくて好きです~。
> アニ さん
> しろうさぎ さん
水中専用のクローズアップレンズを複数枚使うことと、水深が深いと太陽光が弱いので、ライティングを、しっかりやらないと、フォーカスが合いません。
のんびり撮影していると、エアー切れで生還できなくなりますので、短時間で、水中で正確に作業を行えるように数をこなすしかないと思います。
> えのみ さん
海も、陸上の野原も同じです。
広い野原に、虫がいたとしますが、こどもたちは、バッタやカマキリ、小さなてんとう虫を上手に見つけますよね、あんな感じです。
漠然と見ていると、ただの野原、目をこらせば、昆虫の宝庫、海も同じです。
> pandan さん
> ryuyokaonhachioj さん
ウミウシは、たくさんいますよ。
大瀬崎だけでも、何千匹もいると思いますが、ダイバーに見つけられるところに居るかどうかです。
普通にダイビングしていたのでは、ほとんど見つけられないと思います。
> oko さん
よくあるケースは、ウミウシ = アメフラシだと思い込んでいらっしゃる方です。
アメフラシは、巨大な茶色のグロテスクな体をもし、潮が引いた浅瀬にいますので、海水浴で見つかったりします。
アメフラシも、ウミウシの仲間ですが、何百種類もいるウミウシの中の、ひとつに過ぎません。
アメフラシではなくて、いわゆるウミウシは、小さい個体が多いです。
多種類なんですね~
海での撮影、大変そうですがお上手ですね^^
ハナイロに会えて良かったですね(^^)♪
サガミリュウグウもステキです(*^^*)
ミニチュアの世界もこれだけ揃うと壮大ですね。
ただ、サガミリュウグウウミウシは体長が3.5cmだからいいけれど、これが巨大だったら、近づきたくありません。
> なんだかなぁ〜。横 濱男です。 さん
> サンダーソニア さん
ウミウシは、巻貝の仲間で、貝殻が退化した生物ですが、まだまだ、よくわかってないことが多いのだそうです。
何百種類いるのかも分かっていませんし、図鑑に載っているのは、せいぜい、500種類ぐらいでしょうか・・・
一生ダイビングしても、全部は見る事ができないでしょう。
> 七不思議 さん
> 獏 さん
> keroyon さん
今回の西伊豆・大瀬崎での、3回のダイビングの目的は、ハナイロウミウシの撮影が、大きな目的でした。
ほかのウミウシは、わりと、いつでもいます。
ほかにも、宝石のように綺麗な色のウミウシがたまに出ますので、そういうものが出ると、萌えます。
> まお さん
> 駅員3 さん
ウミウシは、大瀬崎だけでも、図鑑ができるほど多種類ですから、飽きません。
サガミリュウグウウミウシは、相模湾にいる個体の特徴ですね。
沖縄だと、慶良間諸島に、ミドリリュウグウウミウシが数百匹群れているポイントがあります!
> ヨッシーパパ さん
これ、毒蜘蛛みたいな警戒色なので、苦手な人もおおいです。
緑と黄色が反転したネガティブなリュウグウウミウシもいるんですが、それはレアです。
これは見事なウミウシですね!!
こんな色、絶対にお目にかかれないです
息子が見たら喜ぶわ~♪ 掴むと紫色の液体を吹き出すんですよね?
ウミウシは色が鮮やかですね~
猫は毛皮があるので暑いでしょうが、涼しいところを見つけて涼んでいます。
うっし君、相変わらず、威嚇顔・・・
> viviane さん
紫色の液体を出すのは、アメフラシだけです・・・・
アメフラシではないウミウシは、巻貝の仲間なので、つかんでも、丸まるだけです。
> green_blue_sky さん
うっし君、元気そうでなによりです。
どの子もきれいですねぇ
サガミリュウグウウミウシはポケモンにいそうです ^^: