2020年9月3日(木・休み)
きょうの横浜は、熱帯低気圧になった台風 9号へ吹き込む湿った南風により、青空とゲリラ雨が交互にやってきて、おかしな天気でした。
あいかわらず体調不良で外出できず・・・
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[千草庵 菓銘『金魚』]
外出していないのでブログネタがなく、8月に買った上生菓子シリーズです。
上生菓子は菓子職人がひとつひとつ手作りですので店頭に並ぶ数が少ないですし、季節のものなので店頭に並ぶ期間も短いですから、これは買うしか! と思ったら即買いしないと次に行ったときは店頭になかったりします。
もちろん、お茶会用などで個数をまとめて予約すれば作ってくれますが・・・
千草庵 菓銘『金魚』です。
上生菓子は、練り切りを使ったものが多いですが、そうでないものもあります。
この菓子は透明ですので、練り切りではなく、米粉の練皮でもなく、琥珀羹(こはくかん)です。
琥珀羹は、煮て溶かした寒天に砂糖や水飴などの甘味を加えて固めた透明な菓子です。
クチナシの実で着色することで琥珀色になるので琥珀羹と呼ばれますが、着色しなければ無色透明です。
この菓子は、琥珀羹で金魚が泳ぐ池を表現しており、夏らしい清涼感のある菓子に仕上がっています。
池の底には、灰色と黒をまぜて石を模した練り切りと赤い金魚が立体的に配置されています。
横から見ると、立体的に計算して作られた職人技が見て取れます。
菓子切りで切ると断面が切り取られていくたのしさがあります。
味は砂糖と水飴の甘さで、ほどほどです。
子どもの頃に金魚ブームが起きて、実家の近くに金魚の養殖場が造られ、赤、白、黒など、さまざまな金魚が、1,000匹以上泳いでいて、それらがお祭りで売られていました。
金魚は夏の風物詩です。
この菓子は、見ているだけでも涼しくなり、食べては、子どものころのお祭りを思い出します。
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[朝のルーティン]
※このコンテンツは、2020年4月20日で終了しましたが、不定期に復活します。
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[夜のニチレイフーズダイレクトの塩分制限健康管理食]
夕食は、ニチレイフーズダイレクトの冷凍宅配食(気配りご膳・塩分制限食)= トマトソースハンバーグ セットにしました。
きょうは、減塩みそ汁と納豆を付けています。
塩分は、おかずセットが 2.0g + 減塩味噌汁 1.5g = 3.5g です。
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[追伸]
テレビをあまり見ないのですが、NHKニュースでは、
①自民党総裁選三つ巴で菅氏が本命
②特別警報級台風10号が週末に接近
といったニュースが流れています。
①は菅氏が総裁選で買って総理になり、安倍さんの政策を引き継ぐだけなので、ああそうですか、といった感想。
②は九州が台風銀座になってしまって、大きな災害で大きな被害がでませぬよう。
コメント
うろ覚えで失礼だと思いますが としさんのご実家
茶道のお教室なさってたわよね。
このお菓子の説明 板についてるわ。
とてもお詳しい
> ゆうみ さん
実家にはお茶室があります。
母が健在の時は、華道教室と茶道教室をやっており、お弟子さんの出入りが多かったです。
母が施設に入所してからは教室をやっていませんが、妹が御免状を持っていますので、たまにお茶をたてているようです。
お茶やお菓子をいただくにも、ムシャムシャズルズルだの、映え〜だのではなく、所作のひとつひとつが人なりを表しますので、心静かにいただくようにしています。
波立った心が静かに落ち着くような
透明感と涼しさと静けさと、素敵な
お菓子ですね^^
秋のお菓子、わたしも楽しんでみようかな。
仕事帰りに行くと上生菓子は売り切れてるので
ちゃんと休みの日に早い時間に行ってみます!
> みずき さん
9月の初めは、秋の七草ということで「萩」「桔梗」あたりは、どこの和菓子屋でも題材にしているはずですね!
「月見」とかも。
たまには和菓子にお抹茶(煎茶でも)が良いですよ。
『金魚』涼しげでいいね。
しかし、こういう和菓子は食べるのが勿体無いね(゚□゚)
子供の頃、お祭りに金魚すくいが出ていてよく持ち帰っていました。
あの頃が懐かしい。
本当に涼しげで美しい和菓子。
本当に、子供の頃のお祭り思い出しますね。懐かしいな。
上生菓子の「金魚」は見事ですね(o≧∇≦)o
目にも涼しげで、夏にぴったりな
美味しいやつですね。
金魚も素敵ですね!食べるのもったいないですね!
> 英ちゃん さん
手作りの菓子は、かけた手間の分、目を楽しませてくれます。
少数しか作らないので、これが最後の1点でした。
> HOTCOOL さん
お祭りで金魚が売られていて、なぜか子どもはそれが欲しくなります。
金魚の餌も売られていましたが、空気ポンプがない状態だと酸欠で死んでしまい、裏庭に金魚の墓を作る羽目になりました。
> リュカ さん
琥珀羹を使った和菓子は涼しげに見えるので、夏には良いです。
金魚が赤いので一点が際立って見えて、引き込まれます。
> naonao さん
最近、秋桜の琥珀羹も見ましたが、秋桜よりも金魚の方が必然だと思います。
> みぃにゃん さん
和菓子も、洋菓子も、手間をかけたものほど、食べるのがもったいないですが、目で見て楽しんで、食べてまた楽しめるのは嬉しいです。
別の店ですが、例年貰っていた金魚と言う水羊羹を思い出しました。
琥珀羹っていうんでやすね。
小石と金魚が巧く表現されてやすね。
> ヨッシーパパ さん
似たようなものですが、手作りのものはひとつひとつに菓子職人さんの想いが伝わってきます。
> ぼんぼちぼちぼち さん
赤い金魚に目が行きますが、赤に染めた練り切りの型抜きです。
金魚よりも、小石がのひとつひとつが、練り切りに黒いぼつぽつをつけながら細工されているのがすごいです。
美しいお菓子ですね。食べずに、ずっと飾っておきたいです。(●´ω`●)
> mayu さん
量産された菓子ではなく、小さな和菓子屋の店主が手作りしているので、見た目にもきれいで、しかも美味しいです。
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千草庵 菓銘『金魚』 お持ち帰り の
ブログ記事に、たくさんのコメントをいただきまして、
ありがとうございました。
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