JSAF 2008 in 軽井沢

ブログ更新をサボっていて、3週間前のネタになります。
DSC01618.JPG4月9日~10日、『エクシブ軽井沢』にて、Microsoft社主催の『Japan Strategic Architect Forum 2008(JSAF 2008)』が開催され、参加しました。
これまで、長野新幹線『あさま』に乗ったことがなかったのですが、モバイルSuicaでシンカンセンに乗れるようになり、軽井沢は便利になりました。

JSAFは、Microsft社からの指名招待制のフォーラムであり、自由に参加できるものではありません。
参加者層は、ユーザ企業のCIOクラスの方、SIベンダのシニアITアーキテクトクラスの方々が大半で、数でいうと、約120名程度の規模です。
フォーラムの内容は、Keynote、Informationセッションについてはオープン扱い、RoundtableセッションについてはNDAを結んでのクローズ扱いになりますので、オープンなものだけを簡単に書いておきます。
1.Keynote 1 : Catching the Next Wave: Software + Services
 米MicrosoftのSimon Guestが、最近の4つのトレンド(SOA, SaaS, Web 2.0, RIA)を、Software + Servicesのフレームワークに当てはめて、それぞれが、どういったアーキテクチャになるのかパターンで示しました。
 それらのパターンをベースラインアーキテクチャとするファクトリーを用いることで、同じパターンのアプリケーションを容易に開発することができるようになる、というところまで話して、続きは、「ポスターを持って、パーティーで会おう!」。
 会場では、Software + Servicesアーキテクチャフレームワーク図を拡大したポスターが配布されました。
2.Keynote 2 : 日産情報システム戦略 “BEST” における EAと、SOAの果たす役割
 日産自動車の大関氏が、BESTの名の下で、2005年から全体最適の視点で戦略をたて、社内に約800あるアプリのたな卸しと分析を進めて、再利用可能なサービスに集約するに至った経緯と、その際のEAに関する考え方、SOAのアプローチを中心にお話がありました。
3. Roundtable : NDAにより非開示。
4. Keynote 3 : 情報システムの王道
 元KDDI情報システム部本部長・執行役員だった繁野さんが、CIOとしての立場から、情報システム開発はどうあるべきかを説くお話でした。このお話は、3年ぐらい前からされている内容とほぼ同様です。
 情報システムは、変化(仕様変更や機能の追加など)があって当然であり、最初から変化に強いアーキテクチャに設計しておかねばならないということです。
 逆に言えば、そうなってないシステムは、外付け開発が横行し、結果としてシステムが肥大化して、ついには不治の病状態になり、全部壊して作り直すしかなくなります。
 変化に強いシステムを実現するためには、まず最初に概念データモデルの設計が重要であり、このためには、情報の本質にせまることが重要であると結びました。
5. Roundtable : NDAにより非開示。
6. Information : SOAを活かすためのUX(S+S, UX)
 マイクロソフトの鈴木(章)さんのお話。
 WPFやSilverlightのデモを交えて、エンタープライズ用途のUXについて、さまざまな紹介がありました。
 個々のテクノロジーについては、Webで取れる情報が多かったので、ここれは割愛します。
懇親会: 9日の夜、立食パーティ。
 お名前は挙げませんが、有名な方々が集まっていらっしゃいました。
 ご挨拶をしているうちに、名刺が無くなってしまうほど。
 深夜は、マイクロソフトの有名なエヴァンジェリストの方々と、軽井沢ワインを飲みながら、いろんなお話をして、楽しい夜でした。
 来年も招待していただければ、参加したいと思っています。
Japan Strategic Architect Forum 2008
https://www.event-information.jp/events/saf2008/
会場: エクシブ軽井沢
http://reserve.resort.co.jp/hotels/xiv/karu/index.html

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