2020年10月4日(日曜)
きょうの横浜は、うす曇りで、空気はひんやりしています。
勝手に GO TO 鎌倉 の 2回目です。
10月3日に日帰り半日コースで鎌倉を散策してきました。
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[GO TO 鎌倉 ② of 3 : 浄妙寺 お茶室 喜泉庵でお抹茶]
きのうのブログ記事では、石窯ガーデンテラスでのランチを取り上げました。
しかし、今回はランチはオマケで、目的地は、 浄妙寺の お茶室 喜泉庵です。
浄妙寺へは、鎌倉駅バスターミナルからバスがでており、7つめのバス停で下車です。
浄妙寺は、足利義兼が 1188年に創建した古刹です。
本堂へ至る参道の左右には枯山水庭園があります。
朝方に冷えたので長袖シャツを着用したら、日中は陽が射して暑かったです。
お寺を詣でることが目的ではないので、本堂にお参りした後、向かって左手にあるお茶室『喜泉庵』へ。
石畳の周囲は厚く苔むしており、しっとりとした雰囲気です。
こちらが、庭園を望むお茶室になります。
まずは、掛け軸に一礼して拝見。
無心
とあります。
無心とは、一切の妄念を離れた心をいいます。
平素は家庭や職場やご近所など、雑多な妄念が心を埋めていたとしても、ここにあっては、そのような妄念を忘れ、心の動きを止めなさい、ということですね。
ありがたい言葉をいただきました。
掛け軸の左下の茶花(活け花)を拝見しますと、ススキと白の秋桜(コスモス)が活けてあります。
ススキ(尾花)は秋の七草のひとつ、そして秋桜は秋の風情を運んでくれる可憐な花です。
なぜ白い秋桜を活けたのかは、ススキの白に合わせたモノトーンの色彩感、また、白い秋桜の花言葉=優美を伝えたかったのかもしれません。
さて、お庭を拝見しますと、手入れが行き届いた枯山水の庭園です。
蹲(つくばい)に滴り落ちる水滴の音が、静寂の間に、ぽたり、ぽたり、と響きます。
時の流れがゆっくりと感じとれる空間に、音もなく鷺(さぎ)が来訪し、何事もなかったかのように去っていきます。
静寂。
薄茶をいただきます。
上生菓子は、鎌倉では有名な和菓子屋・美鈴から取り寄せの菓銘『柿』です。
過去記事で、金沢の森八、京都の鶴屋吉信の柿の上生菓子を取り上げましたが、鎌倉 美鈴の柿は練り切りの中が黒こしあんで、甘さがほどよく、美味しくいただきました。
お茶碗は、時節柄、ススキ絵です。
、、、明日のブログ記事で、「勝手に GO TO 鎌倉」は終了です。
(つづく)
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[追伸]
きょうは夕方からインドアテニスでしたが、ニューボールだったのでボールが飛び過ぎてタイミングが狂ってしまい、調子がガタガタに悪化して、いいところがひとつもありませんでした。
そういうときもあるので、気を取り直して来週がんばります。
コメント
静かで 落ち着くことができそうな場所ですね。
人混みは 尻込みです。
なんて素敵なところ!
しっとりと落ち着いた気持ちになれそうです^^
「無心」「静寂」常にその境地でいたいのですが、無理ですわ^^;
テニスクラブのボ-ルは
痛んでるのが多いのでニュ-ボ-ル
との差が大きいんでしょうね
日中はまだ暑い日がありますよね。
静かな空間、落ち着きます^^
見ているだけで落ちつく場所!
土曜日でも人が少なかったのでしょうか?
私も鎌倉に行きたいです(゚□゚)
今年はまだ行ってないからね。
そうだ、紅葉の時期に行こうかな?
> ゆうみ さん
茶室はガイドブックに掲載されていないことが多いで、静かに時間を過ごすことができて良いです。
> みずき さん
茶道や華道のお稽古をなさったことがあれば、ここの良さがお分かりいただけると思います。
ガイドブックに掲載されているスポットへ行っても、騒がしいだけで落ち着きません。
> HOTCOOL さん
今の自分に最も不足しているのは「無心」であること、ずばり言い当てられました。
> kazu-kun2626 さん
ニューボールは、やたらバウンドしますので、距離感が狂います。
2週間ぐらいするとガスが抜けてちょうど良くなるので、それまでタイミングを合わせていくしかないです。
> リュカ さん
この日は日中 26度で、陽があたるところはジリジリ暑く感じましたので、日傘が要ります。
> きぃ さん
他に 1人、先客がいました。
あまり知られていないせいか、観光客はほとんど茶室へ立ち寄らずに帰ります。
> 英ちゃん さん
紅葉の頃に行くと観光客で混みますが、それでも紅葉が見たいと言うことであれば良いと思います。
鎌倉のお寺のお茶室、枯山水庭園を
眺めながら、お茶を頂く♪
ゆったりと静かなときが流れ
素敵なひとときでしたね(^-^)
枯山水に上品な和菓子はよく似合いますね。
> naonao さん
鎌倉で、お茶室へ入れるところは、ほとんどありません。
ここは、以前から行きたかったのですが、ようやく行けました。
> ヨッシーパパ さん
柿の上生菓子は、鎌倉でも老舗の和菓子屋・美鈴のものが出るのは魅力です。
日本庭園に鷺が、絵になりますね!こういう落ち着いた場所でお茶格別ですね!
> みぃにゃん さん
実家にお茶室があるのですが、庭がショボいので、こういう庭に憧れます。
枯山水に鷺、ぴったりでやすね!
> ぼんぼちぼちぼち さん
鷺は、人間にはお構いなく、スーッと入ってきて、スーッと去って行きました。
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GO TO 鎌倉 ② of 3 : 浄妙寺 お茶室 喜泉庵でお抹茶 の
ブログ記事に、たくさんのコメントをいただきまして、
ありがとうございました。
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