7月13日(土曜日) は、早起きして、電車で、横浜 → 熱海 → 城ヶ崎海岸(伊豆急)経由で、伊豆海洋公園へ、フリーダイビングSP講習に行きました。
フリーダイビングは、息ごらえで行う競技で、いろんな種目があります。
より競技性が高い種目では、モノフィンを使って、素もぐりで水深 -100mぐらいまで、イッキに垂直潜行し、タグプレートを取ってリターンするなどします。
ですが、今回は、フリーダイビング SP レベル1(レベル 2まである)だったので、スキンダイビング用の軽器材 3点セット(マスク、スノーケル、フィン)で行いました。
9:15に城ヶ崎海岸駅でピックアップ予定が、スタッフさんの車が3連休初日の大渋滞のため、伊豆海洋公園に 11:40合流になりました。
スタッフさん到着まで、ひまだったので、スマホカメラスナップ撮影しました。
午前中は、メチャいい天気で、とても暑かったです。
すると、伊豆海洋公園の海中でスキューバダイビング結婚式を挙げたばかりのカップルが移動していきました。
挙式参列者全員がダイバーの方たちだからできた珍しい結婚式だと思います。
※お顔はモザイクいれてます
今回のスタッフさんは、PADIのダイビングインストラクターであり、フリーダイビング 女子の世界チャンピオンで、人魚ジャパンの廣瀬花子さんです。(とってもすごい人です)
↓ 人魚ジャパン 選手紹介 : 廣瀬花子さん
http://ningyojapan.jimdo.com/・・・
まずは、学科講習 約 1時間でした。
息ごらえ潜水しますので、リスクが伴いますから、学科講習は、きっちりやります。
学科講習については割愛します。
学科講習終了後、プールへ移動して、水の中で長く息を止める練習をしました。
TV娯楽番組『Qさま』で、芸人の方が息ごらえ潜水していますが、あの要領です。
深く、長く、素もぐりで潜水すると、スキューバダイビングとは違って、吸った空気で圧平衡しません。
つまり、深く潜ると、水圧で、肺や内臓が、ぺしゃんこになってしまいます。
そんなに深くは潜らなくても、長く、素もぐりしていると、水圧で内臓が潰されて、気持ち悪くなってしまいます。
そこで、腹筋などを使って、横隔膜ごと、内臓を、肋骨の中へ押し上げます。
廣瀬さんは、もっともっと、肋骨の中へ内臓が上がりますが、自分は、ここまでが限界です。
※モザイクいれたら、よけいいやらしくなりましたが、水泳部の写真だと思ってください
逆三角形。
プールで、実際に、水に顔を漬けて、呼吸ができない状態で、うつ伏せに浮いて、どのぐらい呼吸を止められるかを計測しました。
もちろん、スノーケルや、マスクなどは一切使わず、水泳の「伏し浮き」状態で、息を止めます。
目標どおり、 3分 15秒できました。
練習すれば、4分ぐらいまではいくと思いますが、5分続けると、酸欠で気絶すると思います。
時計の秒針を見て計るとわかりますが、3分間、呼吸を停止するのは、とっても苦しくなります。
酸欠になると、手足が麻痺してきて、意識が朦朧としてきますので、限度を超えると、気絶(ブラックアウト)します。
さて、息ごらえトレーニングのあと、伊豆海洋公園の海で、スノーケルを付けて、素もぐりしました。
すでに、15:00を過ぎていて、少し、曇って、暗くなっていました。
今回の講習参加メンバーたちです。
※撮影:廣瀬さん
海では、廣瀬さんの、華麗なる人魚の舞いに、さすがは世界チャンピオンの泳ぎだなあ、と感動しつつ、何度も素もぐりして遊びました。
最後、みんなで、スキューバダイバーさんたちが、方向を見失わないように、海底に張ってあるガイドロープまで潜って、記念写真を撮りました。
※撮影:廣瀬さん
素もぐりなので、呼吸の泡が皆無ですよね。
このガイドロープの上を、スキューバダイバーさんたちが泳いでいきます。
なので、スキューバダイバーさんたちより深いところで、素もぐりで、潜って、何枚か写真を撮りました。
プールで3分以上、息を止めていられるスキルがないと、ちょっと厳しいかと思いました。
(潜って、スグに浮上するのは容易。水底に、じっと長くいて、写真を何枚も撮るのが大変)
海からあがって、全員が、PADI フリーダイビング SP レベル1 認定になりました。
※撮影:スタッフさん
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[追伸]
帰り、熱海から横浜まで、東海道線 グリーン車の 2階席で、桜えびとじゃこのお弁当を食べました。
フリーダイビングは、娯楽性が強いスキンダイビングやスノーケリングと異なり、競技性が高く、リスクも高いので、正しい講習を受けて、バディシステムを守って行う必要があります。
・・・そうしないと、水中で気絶すると生命が危険です。
フリーダイビング講習のお話は、これでおしまいです。
ちょっと息をとめてみるとわかりますが、3分間は、かなり長いですよ。
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[追記 – リスクの告知]
このブログ記事は、息こらえ潜水を勧める意図で書いたものではありません。
息こらえ潜水は、酸欠と隣り合わせです。
一方、生命維持には酸素が不可欠です。
酸素レベルが一定値を超えると、人体の生命維持システムが発動します。
心臓が最優先プログラムされていて、それ以外の臓器は、段階的に機能を一時停止するようにできています。
酸素濃度が過度に低下すると、四肢の制御が困難になり、
自律神経の一部も活動停止します。(失禁など)
さらに酸素濃度が低下すると、脳がスリープし、失神します。
水中で失神にいたると、溺死の可能性があります。
息こらえ潜水の際は、十分なトレーニングを積んで、バディシステムを遵守をお願いします。
コメント
伊豆海洋公園へ、フリーダイビングSP講習に
行かれたのですね。
フリーダイビングも講習を受けてからしないと
命にかかわりますね。
PADI フリーダイビング SP レベル1認定、
おめでとうございます~^^。
楽しい講習でしたね。
結婚式もあるとは^_^;
帰宅の際の電車、優雅ですね~~
落雷のとき近くの猫は反応せず、というより怖くて固まっていたのかもしれません・・・
伊豆海洋公園にイルカ居ないんですか。。
最初の写真のイルカの置物は?
いつか来るんですね。.(^0^)
何年か前に海水のプールに行ったのですが
あれが海洋公園だったのかな?
伊豆高原に叔母が住んでいた事が
あるので以前は時々行きましたが、
岩場でバシャバシャやってて水中眼鏡で
水中を覗いたらウツボ(だと思う)が口を
開けてて怖かった記憶が・・・・
沖縄に暮らしていた頃は、オフには日がな海に出ていましたが、僕は1分が限度です。
普段から鍛えられてるんですね!
・・・素晴らしい♪
> しろうさぎ さん
この講習は、楽しそうに見えますが、呼吸を何度も止めるため、やはり苦しいです。
フリーダイビングという競技は、競泳の延長上にあるフィンスイミングとは正反対の要素(無酸素運動 vs 有酸素運動)があるので、両立は難しいので、継続するかは? です。
> green_blue_sky さん
講習は、苦しかったです。
酸欠でアタマが真っ白になりかけました。
ですが、帰りの電車で、駅弁を食べたのは、楽しかったです。
> なんだかなぁ〜。横 濱男です。 さん
伊豆海洋公園には、通常はイルカはいません。
ですが、ごくまれに、ミナミハンドウイルカが出現するようです。
なので、イルカのモニュメントがあります。
> oko さん
伊豆急沿線で、富戸、城ヶ崎海岸、八幡野あたり、というか、伊豆高原の近くだったら、その海水プールや、岩場は、伊豆海洋公園だと思います。
ただ、波がザブザブに当たりますので、岩場のところでスノーケリングは危ないかと思います。
ある程度沖に泳いで、深いところまでいかないと、波にもっていかれて、岩場でケガしそうですよ。
自分たちは、ビルの3階から1階へ垂直に素潜りするような深さに潜っています。
> 駅員3 さん
岩場やサンゴ域でのスノーケリングですと、水深 3〜5mぐらいですので、1分間、息を止められれば、楽しめますよね。
たとえば、伊豆諸島の御蔵島などで、野生のイルカと泳ぐとすると、深さ5〜10mぐらいのところに、長く潜水して泳げる必要があります。
なので、ドルフィンスイムでは、ある程度の深さに、長く潜れることが重要です。
潜ったまま、水中でバク転したりして、イルカと遊びます。
ダイビング、行かれたんですね!
ケガもありましたので、本当、また潜れるようになって
よかったですね!
認定もおめでとうございます!
息止め、3分以上とは凄いです
ためしにやってみましたが2分もクリアできません~><
> keroyon さん
今回は、素潜りでした。
(ダイビングとはいっても、あまさんと同じ)
筋肉を使って泳ぐと、酸素消費が増えて、息がもたなくなるので、できるだけ筋肉を使わないで泳ぐ、というところが難しいところでした。
フリーダイビングの日本記録保持者の方のドキュメントを以前見たことがありますが、あれは本当にしんどそうです。
でも、きれいな海でもぐると、とても神秘的な光景に出会えそうですね
> さる1号 さん
よいこの濱口が、スピアを持って素潜りしていますが、たぶん、1分30秒ぐらい、息が続いていると思います。
3分は、その倍なので、音楽を、1曲聞き終わる間、ずーっと息を止めているいる感じになります。
海女さんは、酸欠状態で潜水しているわけなので、いかに酸素消費を少なくするか、というコツが、体にしみ込んでいるのだと思いますし、生理的に体が低酸素に適応するようです。
> よいこ さん
フリーダイビング男子の世界記録は -126m、日本記録は -115mで、日本で -100m以上素潜りでいける人は、ひとりしかいないそうです。
10気圧以上の水圧がかかりますので、よほど肋骨が頑丈でないと、肺がペシャンコになりますね。
ジャック・マイヨールの「グランブルー」の世界です。
横隔膜ごと・・・
自分は数十年間腹式呼吸をやっていた結果、
肺活量が7,000㍑を越えています。
おかげで腹は出る出る・・・こんなには出来そうにありません。
> Alshark さん
深い深度で水圧がかかると、内臓にも圧力がかかりますので、胸腔内に押し上げて、最悪の事態(破裂による不可逆損傷)から保護しようという、考えてみると、ハイリスクな競技ではあります。
通常のスキンダイビングの範囲での息ごらえ潜水では、ここまで徹底しなくても大丈夫なようです。
潜水水泳の経験があるので分かりますが
3分間は凄いです~(@@;)))!!
この呼吸難しそう。
講習はしっかり行って学んでこないと命取になることがあるから大事よね。
海中の結婚式なんて、珍しいですね。
青い海でダイビング、若いっていいなー(笑)。
懐かし~、ここ、行ったことあります。
潜水部で訓練だけはしてて、合宿直前での
ドクターストップだったから、改めてオープン
ウォーターを取るのに行きました。
いつまでたってもマスククリアの指示が来なくて
タンクしょって水中で半分寝てました^^;
> 獏 さん
講習指導を受けないと、たいていは、がんばっても、2分間だと思います。
さらに、あと、1分、さらに、もうあと1分と、伸ばすには、指導を受けないと難しいと思います。
> ゆうみ さん
何事も、基礎ができていることと、ルールを守ることが、基本だと思います。
自己流では、上達しませんし、事故のリスクもありますしね。
> ヨッシーパパ さん
海中結婚式は、たまたま出くわしたのですが、めずらしいです。
海中ポストがあって、耐水性のハガキを出して、JP経由で遅れます。
年末は、海中(-20m)にクリスマスツリーが飾られます。
> ため息の午後 さん
「若い」ならいいのですが、「若作り」なので、正直言って、かなりしんどいです。
> みずき さん
東伊豆では、大きなダイビング施設ですよね。
ここの長水路プールは、海水なので、ものすごく浮きます。
真水のプールよりも、ぐんと浮くので、カナヅチでも溺れません(笑)
ダイビング気持ち良さそう〜
> pandan さん
スキューバダイビングは、空気がいっぱいくるので気持ちいいのですが、フリーダイビングは空気がないので、そこそこに苦しいです・・・