ちょうど10日前、5月13日の、オリンパス TG-820 ブログの続きです。
↓ 購入時のブログ
オリンパス TG-820 PT-052でウミウシ撮影用コンデジを組んでみたhttp://emiclock.blog.so-net.ne.jp/2012-05-17-1
コンデジカメラ: オリンパス TG-820(赤)
水中ハウジング: PT-052
クローズアップマクロレンズ: PTMC-01
ステップアップリング(52→67mm): PSUR-03
グリップアーム: INON D4
LEDライド: INON LE550W
さて、購入して組み立てた後、水没チェックしたところ、見事にハウジングが水没です。
Oリングは新品で、シリコングリスを塗布してるのに・・・
TG-820は、10m防水なので、真水でのハウジング水没は、特に問題ないのですが、なぜ!?
よく調べてみると、INONのグリップアーム D4(これは、PT-052に正式対応なし)を自分で取り付けた際、オリンパスのコンデジハウジング向け『パターン1』というベースパターンで組んだのですが、これが曲者でした。
D4は、PT-052に正式対応してないだけあって、グリップアーム D4のベースのアタッチメントの一部が、バックカバーに 約 0.7mm 当たってしまい、ハウジングが完全に閉じず、隙間があいてしまうのことが原因でした。
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上記の「○」の部分で、グリップベースの金具が 0.7mmだけ、ハウジングのフタに当たり、完全に閉じず、水密性が失われる。
一見、うまく装着できてるように見えるのですけどね。
こんな場合、防水コンデジで良かった! と思います。
対処方法としては、グリップアーム D4のベースのアタッチメントに、わずかに当たる部分の、PT-052 ハウジングを、角ヤスリで、0.7 mm だけ微妙に削りました。
削った部分は、ハウジングを手持ちする際に取り付けるハンドストラップ取り付け穴が開いた突起であり、特段に水中での水密性能やハウジングの強度に影響しない箇所だったので、最低限の削りこみをしました。
水没テストがOKになり、TG-820 + PTMC-01での『水中マクロモード』でのウミウシ撮影テストをしました。
いきなり海へ行って失敗したら対処のしようがなく、また、もったいないため、ウミウシガチャを使っての撮影テストです。
撮影に使ったのは、以下の自作ウミウシ・ガチャ・ジオラマです。
PT-820の『水中マクロモード』は、自動的にズームがテレ側になって、この程度までクローズアップされます。
シャッターを押せば、こんな感じで撮影できます。
また、テレ側に若干ズームすると、カメラが自動的に絞りを絞り込むため、触覚にピントが合い、二次鰓などの後部や背景がぼかされて撮影されます。
こういった撮影を望むのであれば、ユーザは、何も設定をすることなく、構図を決めてシャッターを押すだけです。
背景をぼかして撮影しようとすると、絞りがどうの、シャッター速度がどうの、やたら面倒くさいのですが、TG-820では、何も考えなくてもカメラが設定してくれます。
そして、電源を切っても、直前の状態がメモリーされ、次回、電源オンで復帰します。
また、『水中マクロモード』では、ハウジングのボタンをワンプッシュで、フォーカスをロックすることもできます。海草に乗って揺れるウミウシやダンゴウオなど、フォーカスをロックしておき、ここぞ、と思うときにシャッターを切るとバッチリです。
もちろん、再度ボタンをクリックでフォーカスロックを解除できます。
オマケ: 壽屋・『俺妹』黒猫フィギュアをクローズアップ撮影
さて、海での実践撮影ですが、現在、左腕の表皮を挫傷しており、水に濡れてバイキンが入って化膿すると治りが汚くなるのと、深く潜った場合、窒素の影響が予測できないため、RSTC上はダイビングに支障ないのですが、制限付きで計画です。
(1)ドライスーツ着用で、傷を海水から防水する医療用パッド貼付
(2)最大水深 -10m。平均水深 -5m以下(スキンダイビングが可能な環境)
、、、、というわけで、浅い限定水域でコンデジの撮影練習をしようかと考えています。
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オリンパス TG-820 PT-052でウミウシ撮影用コンデジを組んでみた
http://emiclock.blog.so-net.ne.jp/2012-05-17-1