ひみつのPDFフォーム(その2)

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※このブログの内容は、アドビ社から公開されている情報に基づき、個人の趣味で記述しています。
PDFフォームを表示するエンジン(ビューワー)の種類を調べるには、JavaScriptを使えば簡単にできます。
※OS: Windows 7 Ultimete SP1
※Webブラウザ: IE 8.0
※PDF表示: Adobe Reader X 10.1.3
※PDF作成: Adobe Acrobat X Pro 10.1.3
   → 2012.4.16 : オンラインアップデートで 10.1.3が提供開始されました
※PDFフォーム作成: Adobe LiveCycle Designer ES2 9.0.0
Acrobat Scriptで書くと、こうです。
topmostSubform.Page1::ready:form – (JavaScript, client)
app.alert(“使われているPDF表示エンジンは、” + app.viewerType + “です。”);
LiveCycle Scriptで書くと、こうです。
topmostSubform.Page1::ready:form – (JavaScript, client)
xfa.host.messageBox(“使われているPDF表示エンジンは、” + xfa.host.appType + “です。”);
どちらも処理結果は同じですが、これから始める人は、LiveCycle Scriptで書くほうがよいでしょう(Acrobat Scriptは、deplicatedなものがあります)。
Adobe LiveCycle Designer ES2のScriptエディタでスクリプトを書きます。
LiveCycle Designer ES2のScriptエディタでスクリプトを書く
スクリプトを書いたら、名前をつけてPDFフォームを保存します。
PDFフォームをローカルファイルとして、Adobe Reader X 10.1.3で開くと、”Reader”と識別されます。
PDFフォームをローカルファイルとして、Adobe Reader X 10.1.3で開く
PDFフォームをローカルファイルとして、Adobe Acrobat X Pro 10.1.3で開くと、”Exchange-Pro”と識別されます。
PDFフォームをローカルファイルとして、Adobe Acrobat X Pro 10.1.3で開く
Adobe LiveCycle Designer ES2上のPDFプレビューは、”Reader”と識別されます。
インターネット上に配備したPDFフォームを IE8上で、HTTPで取得して開くと、”Reader”と識別されます。
ただし、Adobe Acrobat X Proアドオンが無効になっているものとします。
インターネット上に配備したPDFフォームを IE8上で、HTTPで取得して開く
IE8 のAdobe Acrobat X Proアドオンを無効から、有効に切り替えてみます。
Adobe Acrobat X Proアドオンを無効から、有効に切り替え
Adobe Acrobat X Proアドオンを無効から、有効に切り替え
※IE7では、「ツール」-「アドオンの管理」-「アドオンの有効化または無効化」を選び、『アドオンの管理』ダイアログボックスを表示します。しかし、IE7のデフォルトでは アドオンのバージョン番号が表示されないので、”名前”などのタイトルバーの上で右クリックし、バージョン欄を追加表示するようにする必要があります。
インターネット上に配備したPDFフォームを IE8上で、HTTPで取得して開くと、Acrobat X Proアドオンが有効であっても、”Reader”と識別されます。
インターネット上に配備したPDFフォームを IE8上で、HTTPで取得して開く
また、Windowsの場合、ファイルの拡張子「.pdf」を、Adobe Reader Xで開くか、Adobe Acrobat X Proで開くかを設定できますが、この設定に関係なく、IE8で開くときは、”Reader”と識別されます。
以上、当たり前の結果なのですが、IE6などのAdobe Acrobat X ProがサポートしていないWebブラウザでは、HTTPでPDFフォームを取得した場合に、Adobe Acrobat X Proのアドオンが有効になっていると、正しい結果が返ってくる保証がありません(というか、バグがあって、誤った結果が返ってくる)ので、IE7以上にバージョンアップしましょう。
アドビ社が保証している組み合わせで使っていれば、Adobe Reader XとAdobe Acrobat X Proなどが混在していても、特別な設定をしなくても、結果は正しいのです。
このブログ記事で実証しているPDFフォームは、以下のサイトに置いてあります。
  ↓
http://www003.upp.so-net.ne.jp/motosoft/misc/OrderForm103.pdf
[2012.4.17 05:32 追試]
※OS: Windows XP SP3
※Webブラウザ: IE 7.0.5
※PDF表示: Adobe Reader X 10.1.3
※PDF作成: Adobe Acrobat X Pro 10.1.3
IE7も、IE8同様、インターネット上に配備したPDFフォームを IE8上で、HTTPで取得して開くと、Acrobat X Proアドオンが有効・無効に関わらず、”Reader”と識別されます。
また、ファイルの拡張子「.pdf」を、Adobe Reader Xで開くか、Adobe Acrobat X Proで開くかの設定に関わらず、IE7で開くときは、”Reader”と識別されます。
つまり、IE7は、IE8と挙動が同じであり、特に設定なしで、Adobe Reader Xと、Adobe Acrobat X Proの共存が可能。
[2012.4.17 05:45 追試]
※OS: Windows 7 Ultimete SP1
※Webブラウザ: Safari 5.1.5
※PDF表示: Adobe Reader X 10.1.3
※PDF作成: Adobe Acrobat X Pro 10.1.3
インターネット上に配備したPDFフォームをSafariで開く場合においても、IE8、IE7と同じく、”Reader”と識別されます。
Safariからインターネット経由でPDFフォームを開いた場合でも挙動は同じ
つまり、Safariは、IE8と挙動が同じであり、特に設定なしで、Adobe Reader Xと、Adobe Acrobat X Proの共存が可能。
次回は、ローカルファイルとして保存されたPDFフォームを開いた場合と、インターネット経由で取得して開いたPDFフォームの識別方式について、検証します。(複数の方式があります)
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