DOS(Dolphin Ocian Swiming)とも略されるドルフィンスイミング、つまり、イルカと泳ぐことです。
イルカと泳ぐには、伊豆半島の伊東や、パラオのドルフィンパシフィックのように、クローズされたイケスで泳ぐスタイル式と、御蔵島や能登半島のように野生イルカと泳ぐスタイルがあります。
一般には、後者をDOSと呼びます。
イルカと触れ合うこと自体にストレスがあるなら、まずは、クローズされた場所で触れ合って(エンカウンター・プログラムといいます)、ストレスを取り除くのもよいことです。
もっと身近なところでは、千葉県の鴨川シーワールドなどの水族館で、イルカとのエンカウンター・プログラムをやっていますので、利用してみてはいかがでしょうか。
ちなみに、自分は、鴨川シーワールドのイルカプールにスキューバ装備でエントリーして、イルカと触れ合ったことがあり、大勢のゲストさんの前で、イルカと遊ぶ姿をお見せ出来た経験があります。(水族館の特別な許可が必要)
豆知識: 水族館のイルカプールには、人工的な強い水流が作られていて、イルカは静止しているように見えて、実は泳いでいるんですよ。
イルカとの触れ合いにストレスがなければ、スキンダイビングの練習をしましょう。
イルカは呼吸のために水面に出ますが、大部分は、水面下へ潜っているので、スノーケルをうまく使って水中へ潜る練習が必要です。
できれば、水深5mぐらいのでダイビングプールで、垂直潜行し、15m平行に泳いで、垂直に浮上、の繰り返しができれば、バッチリです。
うまくできないなら、行き着けのダイビングショップで、スキンダイビングの講習(PADIなら、SKIN DIVERコース)を受けるといいですよ。
スノーケルだけで潜れない、水中を息ごらえで泳げないでは、実際に海へ出ても、悔しい思いをするだけです。
イルカは、水面から見ても、保護色をしているので、黒いだけですから。
スキルがばっちりになったら、行き着けのダイビングショップで、DOSツアーを申し込みましょう。
息なら、御蔵島がいいですよ。
三宅島でスキューバダイビングもできるツアーがあって、2倍楽しめます。
詳しくは、行きつけのダイビングショップのスタッフに聞いてみてください。
いよいよ、憧れの御蔵島へ到着したら、船長、ガイドの指示に従ってください。
きっと、野生のイルカたちが出迎えてくれます。
時には、親子イルカに出会えることも珍しくないです。
もし、カメラを持って入るなら、連射モードでシャッターを押しぱなしがいいです。
また、広角(28mmレンズとか)のほうがいいです。
イルカが近づいてきたら、連射、連射、連射・・・・、機関銃でいきましょう。
赤ちゃんイルカが、かわいいでしょう!!
※このから先の、PADI ディスティンクティブSPは、すべてのショップさんで開催できるわけでは
※ありません。イントラさんにお問い合わせください。
DOSを極めたい方には、PADI ドルフィンマスタープログラムがあります。
これは、3種類のドルフィン関連SPを取得し、ドルフィンマスターSPのファイナルエグザムに合格すれば取得できます。
オススメのドルフィン関連SPは、以下の3つです。(それぞれ学科レクチャ、海洋実習、エグザム有)
■PADI ドルフィンスキンダイバーSP
最も人気があるSPであり、かつ、DOSの基本スキルの証明です。
■PADI ドルフィンフォトグラファーSP
野生イルカを撮影するために必要な器材、スキルを学びます。
■PADI ドルフィンエコロジストSP
野生イルカ(クジラも)の生態学を学びます。
このSPのエグザムは、イルカの種類と特徴を記述する問題など、最も難関です。
テキストを丸暗記する努力があって、各種のイルカの種類を見分ける知識が求められます。
もちろん、生態についても、詳しい知識が求められますので、たいていは、初回のエグザムは落ちます・・・
2回目でリベンジ合格です。
ちなみに、自分が、エグザムの勉強のために作ったノートの一部がこれですが、このぐらい作らないと合格できないです。
上記の3種類のSPを取得しても、最後の難関、ドルフィンマスターSPのエグザムが待っています。
これも、記述式なので、暗記できてないと、何も書けません。
その難関を突破すると、PADI ドルフィンマスターSPの認定がもらえます。
価値あるSPカードです。
あと、モノフィン(1枚フィン)でDOSをやるなら、CMAS系のJUSF(日本水中スポーツ連盟)の認定(学科講習と実技試験)も、難しいけれど、取得したほうがいいです。
2枚フィンのバタ足キックじゃ、どんなにいいフィンを使ってもイルカに追いつけないですから・・・
↓ モノフィンのブログ
http://emiclock.blog.so-net.ne.jp/2011-01-24-3
最後に、御蔵島で、DOSを行ったなら、ぜひ、DOSログブックを付けてくださいね。
島のどこで、どんな群れに会ったかなど。
御蔵島のイルカは個体識別されているので、個体が識別できるなら名前も書いておくと、さいこーです。
ちなみに、自分のDOSログブックは、こんな感じです。
では、Let’s enjoy DOS !