エンリッチエアー・ダブルタンク[田子編]

あなたは 人目の訪問者です。
あなたは 人目の訪問者です。

12月18日(土曜)~19日(日曜)は、1泊2日で、4ボートツアーに参加しました。
ありきたりの 4ボートツアーではなく、 エンリッチエアー(ナイトロックス、酸素比率32%)タンクを、ダブルでしょってのダイビングです。
しかも、シングルタンクを含めて、スタッフとゲスト全員が、エンリッチエアータンクで、空気タンクはゼロでした。
ツアー主催は、都立大学のオーシャンテック・ダイバーズさんです。
  ↓
http://www.ocean-tech-divers.com/
まずは、18日(土曜)のレポートです。
実はこの日、雲見で潜る予定だったのですが、西風が強くてクローズになってしまったため、ポイントを田子に変更して潜りました。
全員がエンリッチエアータンクですが、ダブルタンクは5名で、残りはシングルタンクだったので、2チームに分かれて潜りました。
エンリッチエアーのダブルタンクのセッティングですが、まず、エンリッチエアータンクを2本用意し、アナライザーを使って酸素比率(FO2)を測定してタンクに書き込みます。
エンリッチエアー(ナイトロックス)タンクを2本用意します
パっと見は、空気タンクに見えますが、エンリッチエアー(ナイトロックス)タンクです。
2本のタンクを、ダブルタンクキットで連結します。
2本のエンリッチエアータンクを連結
そして、2本、それぞれのタンクにファーストステージをセッティングします。
当然、レギュレータや残圧ゲージは、左右2つづつになります。
エンリッチエアー・ダブルタンク器材セッティング完了
タンクが2本あって重いため、台の上で器材をセッティングして、しょいます。
器材セッティング終了!
エンリッチエアーは、酸素比率が約32%なので、減圧不要限界時間が長くなりますが、酸素暴露のリスクがあるため、深度が空気タンクよりも浅い深度で潜ることになります。
1本目は、最大深度30mの計画だったので、RDPを使って減圧扶養限界時間を求めると、空気タンク用RDPでは、30mに最大20分いられます。
酸素比率32%(EAN32)タンク用のRDPでは、窒素が少ない分、30mに35分いられます。
ちなみに、水深18mでは、約2時間潜っていられます。
ただし、シングルタンクでは、せっかく水中に長くいられることができても、エアーを50bar残すとすると、先にエアーがなくなってしまうため、せっかくのエンリッチエアータンクの良さを生かしきることができません。
そこで、ダブルタンクの登場!!なんです。
なんといっても、10リッタータンクのダブルで、400barの残圧がありますから、エア切れの心配がありません。
能書きはこのぐらいにして、いよいよ、ボートで出発前に、みんなで記念撮影。
エンリッチエアー・ダブルタンクチームは、派手ですね!!
黄色の矢印(ダブルタンクが写るように、後ろを向いています)が自分です・・・
全員がエンリッチエアータンク(シングルタンクチーム+ダブルタンクチーム)
海が荒れていたため、ボートから白崎の先端にエントリーして、すぐに -30mまで降下
-30mに、15分ぐらいいて、生物を探しました。(エンリッチエアーだからできるワザ)
見つけました!!
超珍しい、虹色のウミウシです。
レアな虹色のウミウシ
このウミウシは、田子の水深が -30mよりも深いところにいるやつだそうです。
今まで、たくさんのウミウシと出会ってきましたが、これは初対面でした。
  ↓ セトリュウグウ・ウミウシ
http://www.umiushi-zukan.com/main/list_pic.php?kind_id=551
あとは、浅場に、カエルアンコウ(オレンジ)がいました。
カエルアンコウ(オレンジ)
海況が悪くて、透明度がイマイチだったので、この日は、マクロに専念でした。
ダイブタイムは、65分。
2本のタンクが独立しているタイプのダブルタンク(インディペンデント・ダブルタンク)では、2本のタンクの残圧を100barづつ残してエギジットし、片方のタンクを、新しいタンクにチェンジし、2本目は、100bar + 200barのダブルタンク(計300bar)で潜ります。
2本目は、弁天島にエントリーして、やはり、-30mまで降下し、-30mを中心に遊びました。
2本ともディープですが、エンリッチエアーなので、窒素の残留が少ないので、深いところに長くいられます。
ただ、繰り返しになりますが、海況がよくなくて内海に潜ったので、外海のように魚群が群れ群れとはいきませんでした。
やはり、ダイブタイムは、60分。
この日は、ダイビング終了後、田子では有名な『さくら』で、ビールを飲みながら、『まごちゃ』、そして、食べ放題の『ところてん』を賞味しました。
『さくら』の『まごちゃ』はアジが多いので、まずは、炊きたての釜飯にのせて食べます。
まご茶になる直前に、生で!
そのあと、スープをぶっかければ、『まごちゃ』の完成です。
夜は、翌日に備えて、雲見へ移動して、温泉に入って、みんなで深夜までディープな話題で盛り上がって寝ました。
・・・長文になったので、日曜の雲見2ボートの写真(海況抜群)は、別に書きます。
 ちなみに、翌日の雲見は、べたなぎで、透明度抜群、ブルーな世界だったので、写真は、そっちに期待、ということで・・・
[追記]
オーシャンテック・ダイバーズさんからメールが届いて、自分は、エンリッチ・ダブルタンク立ち上げチームに入っているらしいです・・・
今年、ブレイクするか!?
[関連ブログ]
週末はエンリッチWタンクで雲見
http://emiclock.blog.so-net.ne.jp/2010-12-14
エンリッチエアー・ダブルタンク[田子編]
http://emiclock.blog.so-net.ne.jp/2010-12-20
エンリッチエアー・ダブルタンク[雲見編]
http://emiclock.blog.so-net.ne.jp/2010-12-23